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LINEをやらない理由、そのメリットとデメリット

最終更新日)2020年3月7日

僕はLINEをやっていない

「LINEをやっていないんです。」

 

というと大抵驚かれます。

 

 LINEといえば、日本のメッセンジャーアプリのデファクトスタンダードで、日本国内の利用者数は2020年3月の段階で8,100万人にものぼるそうです。

 

 スマホを持っていてLINEをインストールしていないのはごく少数派のようです。

 

 だいたい、僕がLINEをやらない理由を聞かれた時は

 

「僕、そういうのよくわからないんです。」

 

 と情報弱者のアナログ人間を気取ってお茶を濁します。 

 

 なぜなら、わざわざ理由を説明しても

 

「いやいや、便利だからやりなよー。」

 

 と言われるのは目に見えているからです。

 

 

 フランス人の友人からも

 

「君は日本人なのにLINEをやっていないなんて珍しいね。」

 

 なんて言われる始末です。海外の人がWhatsAppをやっているイメージがあるのと同様に、日本人に対してはそういうイメージなんですね。

 

 ここでは僕がLINEをやらない理由とそれによるメリットとデメリットを記載します。

 あくまで僕個人の意見なので、LINEやらない派の意見の一つとして参考になれば幸いです。

  

 

LINEをやらない理由は余計な連絡が増えてしまうこと

 LINEをやらない僕は連絡手段として、Gmailを利用しています。

 

 Gmailのスマホアプリではリアルタイムの着信通知もくるので、意外と不便はしていません。しかし、これでも通常のeメールと同じなので、LINEなどのチャットアプリに比べてしまうと使い勝手は悪いです。

  

 僕がLINEをやらない理由はごく単純です。

 

 それはeメールに比べてコミュニケーションのコストが下がりすぎることです。

 つまり、LINEは便利なので、簡単に連絡を取ってしまうということです。

 

 これの何が問題なのかというと、eメールに比べて簡単にやり取りできるので、本来必要なかった余計な連絡が増えてしまうことです。

 それに伴い、必要なかった余計な時間を取られてしまいます。

 

 もちろん、グループLINEなんかが便利なのはわかりますし、そのような気軽なやり取りが人間関係の潤滑油になるのは理解できるんですけどね。

 

 

 

LINEをやらないことによるデメリット

 では僕がLINEをやらないことによって、どのようなデメリットが発生しているかを紹介します。

 

1. 連絡がこないことによる機会損失と変わり者のレッテル

 これが一番のデメリットでしょう。

 

  LINEが使えないことによる機会損失。独身の方の場合はこれによる男女の出会いの機会損失になるかもしれませんから、これは無視できない問題かもしれませんね。

 

 僕の場合はせいぜい飲み会のお誘いが減るくらいです。僕は家族との時間を重要視していますから、僕の場合は大きなデメリットにはなりません。  

 しかし、一番の問題はそこではありません。

 冒頭でも触れましたが、LINEはメッセンジャーアプリのデファクトスタンダードです。現在、ほとんどの人スマホを持っていることを考えれば

 

「スマホを持っている = LINEを使っている」

 

という前提で話が進みます。にも関わらず、そこでLINEが使えないとなると、連絡が取れない、というだけではなくて

 

「なんかこいつはみんなが使ってるLINEを使わない変わり者だ」

 

というレッテルを貼られることが多いです。これは大きなデメリットです。結果、連絡手段がなかなか取れないから連絡しないのではなく、変わり者という理由で敬遠されて連絡されなくなる可能性はあらかじめ覚悟しておく必要があります。

 

 

 

2. そもそもコミュニティに入れない可能性

 スマホネイティブ世代には深刻な問題です。そもそもコミュニティの維持にLINEが必須になっている世代には死活問題だと思います。

 

 また、LINEはデファクトスタンダードなので、「今の時代の住所がない」という感覚に近いのかもしれません。単に連絡手段という感覚だけでなく、ある種の身分証明に近いものがあるのかもしれません。

 

 アプリ一つ入っていないだけで入れないコミュニティなんて何の価値があるのか?とは思いますが、ある種の身分証明に近いものがあると考えれば、まぁそういう時代なんでしょう。

 ちなみに僕は登山が趣味です。

 

 とある登山サークルに入ろうとした際、LINEアカウントの登録が必須になっていました。そのため、僕は結局その登山サークルへの加入をあきらめました。

 僕のような世代の場合でも新たなコミュニティに入れない可能性はあるということです。

 

 

3. レイシスト扱いされる可能性

 LINEをやっていないと意外と言われるのが

 

「韓国だから?」

 

ということ。これはLINE自体が韓国資本が入っていることからきているものと思われます。だから、僕が「韓国が嫌いだからLINEをやっていないのでは?」と思われてしまいます。僕は海外旅行が好きなので、割と差別には敏感な方で、渡航先でアジア人差別的なこともされたことがあります。ですので、僕自身は特定の国や地域に対する差別感情などは一切ありません。

 しかし、LINEをやっていないだけで、こういったいわれのない疑いを向けられてしまうこともあります。ややこしいですねぇ...。

 

 

 

LINEをやらないことによるメリット

 では僕がLINEをやらないことでどのようなメリットが発生しているのかを紹介します。

 

1. 本当に必要な連絡しか来なくなる

 誰かが僕に連絡するときは、LINEをやっている人に連絡するよりもはるかに面倒です。

 

 結果、僕には些細な連絡は来なくなり、本当に重要な連絡しか来なくなります。これによって、意識せず情報のスクリーニング(ふるいわけ)ができるようになりました。

 

2. 連絡の回数が減る分疲れない

 人との連絡というのは思った以上に疲れます。

 

 一度の連絡での疲れというのは些細なものですが、それを一日積み重ねると結構な時間になるので、馬鹿にできない疲労です。

 

 みなさんも疲れている時にLINEが来ても、メッセージを読むことすらめんどくさい時があるのではないですか?

 

 その分の体力を他の行動に振り向けられるというメリットがあります。

 

 

結論:LINEはやらないが...

 上記のメリット、デメリットを天秤にかけた結果、僕はスマホに無駄な時間を奪われるのが嫌なのでLINEをやらないという選択をしました。

 

 しかし、単なる連絡手段を超えて、LINEがインストールされていないことにより、集団の中での共存自体が難しくなっているなぁというのが感想です。