のほほん帝国

のほほんとした雑記です。

eastern youth(イースタンユース)の日比谷野外大音楽堂公演

イースタンユースという唯一無二のライブバンド

 ライブで映えるライブバンドは数多くあれど、イースタンユースほどライブで輝くバンドはなかなかいるものではありません。

 アーティストやバンドのライブに求めるものは人それぞれ。アイドルのライブがよかったり、とにかく騒げるライブがよかったり、じっくりと聴き入ることができるライブがよかったり...。

 しかし、誰しも日々の生活というものがあります。人によっては他人が羨むようなキラキラした生活だったり、人によっては生きるために這いつくばるような生活だったり...。

 ライブには「こうでなければいけない」という決まりごとはありません。ライブ会場には一人一人のまったく異なる生活を送る人たちが集まってきます。

 

 イースタンユースは日々の生活を泥臭く歌っているバンドです。

 日々のいろんな生活を送る人たちが2019年9月28日に日比谷野外大音楽堂に集まりました。イースタンユースのライブを見るためです。

 

 

 

2019年9月28日 日比谷野外大音楽堂公園

 この日、演奏された楽曲は新旧織り交ぜ、最近なかなかライブで目にしない楽曲も演奏され、ファンにはとても満足できるセットリストでした。

 とにかく素晴らしいライブなのでした。当日のライブの模様がDVDに収録されていますので、ぜひ見てもらいたいです。

 

 僕がイースタンユースを大好きということもありますが、野音の雰囲気と相まってなんとも言えない素晴らしいライブを見せてくれていると思います。

 

 そろそろ新しいアルバムと次のライブツアーを渇望している自分がいます。これからもイースタンユースの活動が楽しみです!

 

セットリスト(カッコ内は収録アルバム)

  1. ソンゲントジユウ(SONGentoJIYU)
  2. 夏の日の午後(旅路ニ季節ガ燃エ落チル)
  3. 砂塵の彼方へ(雲射抜ケ声
  4. 故郷(孤立無援の花)
  5. 扉(孤立無援の花)
  6. いずこへ(孤立無援の花)
  7. 雨曝しなら濡れるがいいさ(雲射抜ケ声
  8. サンセットマン(地球の裏から風が吹く)
  9. 踵鳴る(感受性応答セヨ)
  10. スローモーション(感受性応答セヨ)
  11. 月影(口笛、夜更けに響く)
  12. 青すぎる空(旅路ニ季節ガ燃エ落チル)
  13. 道端(孤立無援の花)
  14. 裸足で行かざるを得ない(孤立無援の花)
  15. 矯正視力○・六(DON QUIJOTE)
  16. ナニクソ節(ボトムオブザワールド)
  17. 街はふるさと(DON QUIJOTE)
  18. 時計台の鐘(時計台の鐘/シングル)
  19. たとえば僕が死んだら(口笛、夜更けに響く)
  20. 荒野に針路を取れ(365歩のブルース)
  21. 夜明けの歌(感受性応答セヨ)
  22. 街の底(ボトムオブザワールド)
  23. アンコール1/ 歌は夜空に消えてゆく(旅路ニ季節ガ燃エ落チル)
  24. アンコール2/ DON QUIJOTE(DON QUIJOTE)

 

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eastern youth - 夜明けの歌 【日比谷野外大音楽堂公演DVD 2019.9.28 】

【ネタバレなし】映画「アフタースクール」伏線回収を楽しめるか?

人生に意味はあるのだろうか?

「人生に意味はあるのだろうか?」

 

 誰しも一度はそんなことを考えたことがあるのではないでしょうか?人生においては日々の生活の中で、楽しいこともあればつらいこともあります。そして、つらいことが発生して自分の許容量を超えてしまった時、人は人生の意味を考えがちです。しかし、この問いについて多くの人が考えたことはあれど、明確に答えられる人はなかなかいないのではないかと思います。

 

 このような問いに対して、ここ数年で有名になったオーストリアの心理学者アドラーは次のように言っています。

 

「人生の意味は自分で決めるものである」

 

 この言葉ひとつ取っても、様々な解釈があるかとは思いますが、人生の主導権は常に自分にある、ということではないでしょうか?そのように解釈した方が、つらいことに出会ってしまっても乗り越えられるような気がします。

 

 しかし、多くの人が人生の意味を自分で決めるよりも、他人からの定義を望んでいるのが現状です。そのひとつの例がSNS等で承認欲求を満たす行為ではないでしょうか。現代を生きる人は他人からの「いいね!」を通じて自分の承認欲求を満たしています。これでは人生の主導権は自分にあるとは言えない状況です。

 

 人間は肯定されたい生き物ですから、これは仕方のないことなのかもしれません。

 

 アドラーの言葉から考えれば、他人からの「いいね!」などなくても、それは自分の人生の一部として意味のある行為のはずなのです。しかし、現代社会に生きる我々は他人からの「いいね!」という承認がなければ、その行為に意味を持てなくなってしまっています。いや、もしかすると我々人間がもともとそうであったものが、SNSの普及によって、他人主導の人生をようやく可視化されただけなのかもしれません。そう考えれば、もともと人間は人生の主導権を常に他人に握られてきた生き物だったのかもしれません。人間は意味づけを自分でするよりも、他人によって意味づけをされることで肯定され、安心感を得られる側面は確かにあるのだと思います。 

 

 こと映画や小説においても、他人の張った伏線を他人によって回収されることが軸になっている作品が多いのも我々が他人によってものごとの意味づけをされることで安心感を得る生き物であることを表しているように思えてなりません。

 

 

伏線回収を楽しむ映画

 ここに一本の映画があります。

 タイトルは「アフタースクール」

 主演は大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人という豪華な顔ぶれです。

 

 中学教師の大泉洋のもとにかつての同級生を名乗る佐々木蔵之介が現れ、ストーリーが進んでいきます。作品中では、多くの謎が提示され、それらをクライマックスに向け一気に伏線回収していきます。この映画の特徴としてはその伏線の数が多い、ということが挙げられます。その多数の伏線を一気に回収していくことこそがこの映画の真骨頂で、そのスピード感にはジェットコースターに乗っているような爽快感すら覚えます。

 

 しかし、肝心の伏線と伏線回収が雑で強引なのがこの映画の物足りないところです。我々人間は意味づけを他人に委ねる生き物なのですから、その軸となる意味づけ、今作であれば伏線については確固たるものでないとその作品の価値が大きく揺らいでしまいます。

  

 我々人間はものごとに対して自分で意味づけしていくことが難しい、と述べました。こと映画においては、作り手にその主導権の大半があります。この作品では、伏線回収という手段が、目的になってしまっている感があります。せっかくの豪華キャストがもったいないなぁ、というのが正直な感想です。

 

(評価★☆☆☆☆)

 


『アフタースクール』 予告篇

 

  個人的には伏線は多いければ多いほどいい、というよりは以下の作品くらいがちょうどいい気がします。「タッカーとデイル 史上最悪についてないヤツら」はおすすめです。

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確定申告での医療費控除がとても簡単でした

確定申告(医療費控除)はとても簡単でした

 病気で休職している時の不安と言えば、やはり金銭事情です。療養のための通院費用もバカにはなりません。

 

 健康保険に入っていれば、70歳未満であれば医療費は3割負担ですが、チリも積もればそれなりの金額になります。僕の場合、気がつけば年間の負担金額が10万円を超えていました。

 

 そんな時に助けになるのが医療費控除の制度です。簡単に言えば、支払った医療費が一定額を超えると納税済みの税金から還付されるという制度です。

 

 申請のためには、いわゆる税務署での確定申告を行う必要があります。普段、給与から税金が天引きされるサラリーマンにとっては申告のハードルを高く感じて尻込みしていました。しかし、実際に申告したところ大変に簡単だったので紹介したいと思います。

 

確定申告(医療費控除)について

最新情報は国税庁のサイトで

 医療費控除の信頼できる情報は、国税庁のサイトに掲載されています。

 

 

 以下、僕が実際に確定申告で必要だった情報を抜粋していきます。

 

1. 控除の対象となる医療費の集計期間

 当該年の1月1日から12月31日までです。年度(4月〜翌3月)ではないことに注意してください。

 

2. 控除の対象となる医療費の対象

 以下の対象者が支払った医療費が対象です。

  • 自分
  • 生計を一にする配偶者やその他の親族

 ポイントとしては、専業主婦の場合は医療費を合算できることはもちろん、夫婦共働き(二人とも納税者)の場合でも医療費を合算して申告することができます。その場合はどちらかが申告、もしくはそれぞれに按分して申告します。

  また、保険適用外の医療費も対象になります。(例. インプラントなど)

 さらには、通院のための交通費も請求できます。ただし、自家用車のガソリン代などは請求できません。

 

 

 

 

サラリーマンの確定申告(医療費控除)に必要な書類

 これも医療費控除の信頼できる情報は、国税庁のサイトに掲載されています。

 

 

 ここでは、サラリーマンの医療費控除に必要な書類に絞って紹介します。

 

1. 源泉徴収票

 毎年の年末調整後に会社から渡される源泉徴収票の原本が必要です。紙では渡されず電子データのみという会社もあると思いますが、それをプリントアウトしたものでOKでした。

 

2. 医療費の明細(領収書)

 実際の提出書類ではなくなりました。しかし、対象の医療費の計算のためには必要ですので準備しておいてください。なお、交通費の明細(領収書)は必要ないそうです。

 

3. 確定申告書

 国税庁の以下のサイトから、上記の源泉徴収票と医療費の明細を入力していくだけで作成できます。

 

 

4. 本人確認書類

以下の(1)もしくは(2)のどちらかの写しの添付が必要です。

 

(1) マイナンバーカード(個人番号カード)がある場合

  • マイナンバーカードの表面と裏面の写し

 ※通知カードではないので注意してください。

 

(2) マイナンバーカード(個人番号カード)がない場合

  • マイナンバー通知カード
  • 住民票の写しまたは住民票記載事項証明書(マイナンバーの記載のあるもの)

 上記のどちらかの写しに加えて

  • 運転免許証
  • パスポート
  • 在留カード
  • 被保険者証
  • 身体障害者手帳

 のどれか一つの写しが必要です。

 

実際の申告について

 上記の書類をもって、管轄の税務署に提出するだけです。確定申告の時期には、専用のブースが設置されている場合がほとんどだと思いますのでそこに提出します。書類の確認だけだったので、ものの数分で完了しました。郵送による提出も可能です。

 

 なお、インターネットからの電子申請もできます。しかし、申請者アカウントの作成にあたっては、本人が税務署に直接出向き手続きする必要がありますので注意してください。

www.e-tax.nta.go.jp

 

 

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【ネタバレなし】映画「世界でいちばん悲しいオーディション」努力が報われるか不安な人へ

努力は報われるのか?

「努力は報われる」

 

 そのような言葉で励まされた経験は誰にでもあるのではないのでしょうか?我々も子どもの頃から親や社会からの教育の中で自然と努力を促されてきました。その中で、当然の疑問が発生します。

 

「努力は報われるのか?」

 

 これは気になるところです。せっかく努力してもそれが報われなければ徒労に終わってしまうからです。そんな誰もが気になる命題に対して以下のような調査結果があります。

 

#7.38 努力は報われるか (第13次 2013年)

 

 「努力が報われない」と判断することはとても勇気が必要な行為です。努力してきた自分を否定してしまうことになるからです。全ての性格は、良くも悪くも自己を正当化するためのものに形成されたものという性質上、自己否定ほど辛いものはありません。そうした傾向を反映してか、約7割の日本人が努力は報われると感じていることがわかります。自己否定しづらい命題設定である以上、過半数がそう感じることは自然であると言えます。

 しかしながら、この調査結果からは、努力が実際に報われるかどうかの因果関係を測ることできません。なぜなら、個人の努力に対して結果が実ったかどうかを客観的に評価する指標が世界のどこにも存在しないからです。指標がないということは、どう評価することも自由です。例えば、とある資格試験に落ちたとしても、「資格は取得できなかったが、試験勉強を通してスキルを身につけることができた」と言い切ってしまえば、努力は報われたことになるのです。「いや、資格取れなかったんだからダメ」と否定することは誰にもできません。このように考えることで「報われない努力はない」と言い切ることも可能であるということです。

 

 ただ、気をつけなければいけないのは「努力は自発的に行うものであり、他人から強制されるものであってはいけない」ということです。これを許してしまうと、人間の心理上、「他人から努力を評価されることで自分を保つ」人格が形成されてしまうからです。

 

 幼少期から、親から努力を評価されてきた人たちのたどり着く先は、努力を続けることで他人から自分を認めてもらおうという人格です。このような人たちは成果で評価されることを知らずに成長してきました。このような人が多数を占める職場に成果主義の評価を導入するとどうなるでしょうか?努力アピールの無駄な残業が増えてしまうという悲しい悪循環を生んでしまいます。何事にも努力は必要です。しかし、努力自体が自己実現の手段になってしまっている人たちが今後の働き方改革を迫られる中で自分の存在価値を失ってしまわないかは非常に心配なところです。

 

 子どもをもつ親として、努力を安易に評価することはできるだけ避けていきたいと思っています。難しいことですが。

 

 

がんばったから評価される世界でもない

 程度の差はあれ、誰もが努力します。誰もが行う共通体験ということは、多くの人にとってのコンテンツになり得るということです。一世を風靡したオーディション番組「ASAYAN」は努力をうまくコンテンツに昇華した一例でした。オーディションの名の下に課せられる課題に立ち向かっていった様子を今も覚えている方も多いと思います。

 

 そんな感覚に近いドキュメンタリー映画があります。それが「世界でいちばん悲しいオーディション」です。 

www.youtube.com

映画「世界でいちばん悲しいオーディション」オフィシャルサイト|WACKアイドルオーディションに完全密着した衝撃作。2019年1月11日(金)より絶賛公開中!!

 

 最近人気のアイドルグループ(BiSH/BiS/GANG PARADE/EMPiRE)が所属しているWACKという芸能事務所があります。 この事務所の合同オーディションが今回の映画の舞台です。この映画ではオーディションの様子が淡々と描かれています。予告編の中でも語られていますが、事務所社長の渡辺淳之介氏が以下のようなことを語っています。

 

「がんばったから評価される世界でもないじゃないですか」 

 

 オーディションの中では努力が求められるのにも関わらず、こんなことを言われてしまっては身も蓋もないような気がします。しかし、オーディションを通過した向こう側の世界ではまさに「努力が評価される世界」ではありません。その残酷な現実を明言することは優しいことだと思います。ガムシャラな努力信仰がはびこる世の中で、このような現実を教えてくれる人は、社会では意外なほど少ないのです(もちろん、努力自体を否定しているわけではないことは本編中でも語られています)。
 

 本編の中ではオーディション参加者はネットで炎上してしまいそうな、かなり理不尽な課題を強いられます。しかし、それに対して立ち向かっていく姿勢に、今の自分の努力の方向性、度合いが正しいのかをひたすらに考えさせられます。鑑賞していると感情に火をつけられる感覚があります。僕は「人間の感情を動かす映画が素晴らしい映画」という持論があるので、この映画はオススメです。アイドルファン向けの映画で終わらせるにはもったいない作品です。

 

(評価★★★★★) 

 

世界でいちばん悲しいオーディション [DVD]

世界でいちばん悲しいオーディション [DVD]

  • 発売日: 2019/10/09
  • メディア: DVD
 

  

【余談】

 ちなみに、WACKはアイドル界隈ではかなり給与を支払うホワイトな事務所だそうです。これは以前紹介したアイドルグループBiSの待遇の悪さの反省から、独立して現在の事務所を設立したそうです。こういうのは素晴らしいことですね。

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【ネタバレなし】映画「タッカーとデイル 史上最悪についてないヤツら」外見で判断してしまう人へ

人を見かけで判断してはいけないと言うけれど

「人を見かけで判断してはいけない。」

 

 成長の過程でそう言われた経験は誰にでもあると思います。人の外見だけで内面を含めたその人となりを判断してはいけない、という至極真っ当な意見です。

 外見で人を判断するという、差別的な行為は不道徳であると感じてしまい、我々は理性のもとに「私は人の外見を気にしません」などと言い切ってしまいます。

 

 しかし、アメリカのダニエル・S・ハマーメッシュ教授による以下のような研究結果があるそうです。

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人の容姿を5段階に分けた(5が最高、3が平均)。研究結果(計7500人調査)では男性の場合、見た目の印象がいい「5と4」の人は、容姿が平均より劣る「2と1」に比べ、年収が17%上回ったというのである。女性の場合も、12%高いことがわかった。顔、服装、髪形などの見た目が、より印象のいいほうが稼ぎはいい。これは「ビューティ・プレミアム」と呼ばれる。 

 

研究結果によると、見た目のいい人間の方が高収入だ、ということです。人は表面上、外見は気にしないと言いながら、外見と相関がなさそうな経済活動において外見の優位性が表れてしまっている、という残酷な研究結果です。ビジネスの場面において、人と人の信頼関係を結ぶことが重要です。そのためには、外見という視覚情報が重要な役割を果たしている、ということでしょう。目から入ってくる視覚情報は、耳や鼻などの他の器官から入ってくる情報量よりも多いので当然といえば当然です。

 

 

 一方で、我々は繁華街や海外の見知らぬ街など多くの人が行き交う場所では外見で危険な人物かどうかを判断しています。それは自衛のためです。つまり、人を見た目で判断するということは差別のような不道徳的な行為ではなく、我々が道徳を身につけるよりもずっと前から持っていた野生の頃からの防衛本能の側面も持ち合わせているのです。いわば我々人間がもともと持っている理性を超越した行為なのです。そう、この街がまだジャングルだった頃から。そのように考えることで外見で人を判断することもある程度正当化できそうです。

 

 しかし、我々が文化についての共通認識を持った途端に、それは防衛本能から不道徳な行為に変わってしまうのです。もしかすると、人間の脳の機能は現代の文化的な生活に適応したアップデートが未だされていないアンバランスな状況なのかもしれません。

 

 

外見により判断された悲しい男たちのコメディ

 ここに一本の映画があります。その名も「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」です。

 中年の主人公二人が、コワモテの外見のために凶悪な人間だと勘違いされてしまい、事件に巻き込まれていくというストーリーです。確かに作中では、サイコな二人組のような描写をされているので、人間の防衛本能によって、この二人は危険人物として認定されても全く不思議ではありません。この辺のテーマ設定においては、かつて月刊少年ジャンプで連載されていたエンジェル伝説に近いものがあります。

  

 この映画、とにかく人が死にます。しかし、中盤からはその人が死ぬというシーンですら笑えてきます。「人の死を笑う」ということは、外見で人を判断することよりも、はるかに不道徳です。しかし、この物語は笑わせ続けるために次々と人の死を見せてきます。製作陣の思惑通り、その死を見て笑い続けることになります。ある種のトリップ感を得られるとても新鮮なホラーコメディ映画でした。

 

 ちなみに最後には、必ず二度目を見たくなるような仕掛けが用意されています。

 

(評価★★★★★)

 

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【ネタバレなし】映画「アイドル・イズ・デッド」ちゃんとしてない自由

「ちゃんとしなければいけない」という価値観

 我々は「ちゃんとしなければいけない」という価値観に支配されています。

 

 赤ん坊として無力な存在で生まれた我々人間が、年齢とともにちゃんとしていきます。「ちゃんとしなければいけない」信仰で育った我々が、社会の構成員となっていくことで社会には秩序が保たれます。

 

 一方で、いきすぎた「ちゃんとしなければいけない」信仰は、我々の人生を大きく苦しめることになります。我々は大人になるにつれ、様々なライフステージで以下のように「ちゃんとしなければいけない」ことを求められていきます。ある人は周囲の人々から促され、ある人は自発的に。

 

  • 学校を卒業したら定職に就かねばならない
  • 結婚したら保険に入らなければならない
  • 子どもが生まれたら家を買わなければならない
  • ギター弾きに部屋を貸してはならない
  • 愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけてはならない
  • 「いつやるか?」今やらねばならない

 

 我々はこのように「ちゃんとしなければならない」様々な規範の中でがんじがらめになりながら生きているのです。そして、我々はこのような規範からドロップアウトすることを何よりも恐れます。そのために自分の心身から発せられる救いを求める声を無視してまで無理をしてしまいます。「家族のため」などと言い訳をしながら、その結果、家族との時間がなくなってしまったり、思わぬ病気になり、結果として規範からドロップアウトせざるを得なくなるなど、本末転倒な状況に陥ってしまうのです。

 

 このような社会規範が存在する以上、我々は常に自由な存在に憧れます。つまり、「ちゃんとしなければならない」社会での自由な存在と言えば「ちゃんとしていない」存在です。このような存在に対して我々は強い憧れを抱くのです。

 

 しかし、「ちゃんとしていない」側の存在とみなされ「テキトー男」として羨望の眼差しを浴びていた高田純次氏が実は「ちゃんとしていた」人物であったということは、我々に深い絶望感を与えました。

 

「あぁ、結局この世界には真の自由などなかったのだ。」

 

 これはエンターテイメントにおいても同様です。例えば映画館に行くと、約2,000円の料金を支払うことになります。そのような金額を支払う以上、我々は映画に対しても「ちゃんとしなければならない」ことを無意識のうちに求めます。このような要求を捨て去ることが、小さな一歩ながら、我々の世界に真の自由をもたらすことにつながるのではないでしょうか?

 

 

明らかに「ちゃんとしてない」ことを指向した映画

 ここに一本の映画があります。

 出演者の演技は棒読み、明らかに費用のかかっていないセット、特殊メイク。挙げ句の果てには中途半端なゾンビ要素を取り入れたストーリー。まるでB級映画のショーケース。明らかに「ちゃんとしていない」側の映画、それが「アイドル・イズ・デッド」です。

 

 この映画の中で唯一ちゃんとしているものは、作中で披露される楽曲です。それもそのはず、この映画の出演はBiSというアイドルグループ。当時から楽曲の良さを評価され、炎上上等の型破りなプロモーションで多くの狂信的なファンを生み出したグループです。今をときめくBiSHの先輩にもあたります(BiSは二度解散しますが、今もメンバーを変えて活動しています)。

 

 この映画を真面目に見てはいけません。みうらじゅん氏が仰っていた「そこがいいんじゃない!」の精神で鑑賞しましょう。するとどうでしょうか。途端にこの映画が生まれ変わります。どんな制作費をかけた超大作でも2時間、完璧に作り込むことはほぼ不可能です。しかし、この映画は1時間の上映時間の間、「ちゃんとしていない」シーンしかありません。逆にレアです。

  

 こんな自由のない世界で、せめてこの映画くらいは「ちゃんとしていない」自由があってもいいのではないでしょうか。

 

(評価★★★★☆)

 

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ブログあとがき【2018年5月】

2018年5月のあとがき

 今月はゴールデンウィークや、病気の揺り戻しであまり体調が良くなかったこともあり、あまり満足のいく記事はかけませんでした。ここは大いに反省点の残るところです。

 

 とはいいつつも、ブログでの検索流入が4月よりも大幅に増加し、記事の質低下をうまく補ってくれました。やはり、このようなブログでも継続していくことで検索流入は増えていくようです。「継続は力なり」ですね。

 

 記事の本数は4月の約半分程度だったにも関わらず、PV数は大きく増加しました。前述の通り、検索流入の増加が大きいです。SEO対策をほとんどしていないにも関わらず、この結果は大きな自信になります。

 

 5月の全体収益についても、大きく増加しました。Google Adsense単体ではないものの、支払い基準くらいは越えることができました。

 

 6月はもっと自分でも満足のいく記事を執筆して行きたいと思います。

 

 

  

2018年5月の人気記事ランキング TOP5

 では、2018年5月の当ブログで閲覧された記事のランキングTOP5を紹介させていただきます。

 

第5位

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 これはプロブロガーと呼ばれる人たちに対する僕の考えを記載した記事です。なぜかプロブロガーと呼ばれる人たちは信者ビジネスをはじめます。

 また、プロブロガーと言われる彼らの文章自体はつまらないものがほとんどです。そういった文章が溢れていくことにより、どんどんネットの世界をつまらなくしているという自覚はあるんでしょうか?最終的には自分たちの機会損失になるというのに。収益さえ上がればそれでいい、という彼らを痛烈に皮肉った記事です。

 もちろん、こういった記事はいずれブーメランになって自分に返ってくるので、僕自身への戒めも込められています。

 

第4位

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 はてなブログの自動広告の非表示問題についての続報を記載した記事です。

 それをもとにはてな運営側のインフラエンジニアにも問題があるのではないか?という記事です。対応するための原資がなければ、はてなProの利用料を値上げするべきですし、その方がインフラエンジニアも待遇がよくなり幸せになります。

 僕もインフラエンジニア としての経験があるからこその記事です。業界を上げてエンジニアの待遇をよくしてもらいたい、という真意があります。

 はてなブログのAdsenseの自動広告という小さな問題でとらえて欲しくはない記事です。

 

第3位

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 「コミュ障」について、原因と治し方を分析してみた記事です。

 別に「リア充」がコミュニケーション能力が高いかと言われれば、決してそうではないのです。結局は、自分と興味の重なる範囲が大きいコミュニティに所属することが解消のコツなのです。

 ぜひ参考にしてみてください。

 

第2位

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 これは3月に書いた記事なんですが、こまめにリライトしている成果がでているのか、実に息の長い記事です。

 話題の投資信託WealthNaviを実際にやってみて、実績も公開した記事です。やはり、旬の投資商品だけに世間の注目度も高いようです。

 リライトする度に辛口評価になっている気がします。それだけ僕自身に商品の問題点が見えてきたということでしょう。

 

第1位

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 これについては特に言及なしです。

 この記事が1位になってしまうことは本意ではありません。しかし、特定の層にニーズのあった記事ということなんでしょうね。

 

 

 

2018年5月の検索流入記事ランキング TOP3

 当ブログも検索流入がかなり増えました。2018年5月の当ブログで検索流入のあった記事のランキングTOP3も紹介させていただきます。

 

第3位

www.yossy-blog.net

 これは4月の記事です。

 僕がネズミ講に騙されかけた実話を記載しています。この記事の検索流入が多いということは、今も被害者や迷惑を被っている人がいる、ということの裏返しでしょうか?

 そう思うと、この記事の閲覧数が多いというのも複雑な気持ちになります。

 

第2位

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 実は細々と旅行記も書いていました。僕がバックパックでドイツを一人旅した際の記録です。

 この記事が読まれるのは本当にうれしいです。そして、みなさんにもぜひドイツに足を運んでもらえればと思います。本当にいい国ですよ。

 

第1位

www.yossy-blog.net

 人気記事ランキングの2位と同じです。ほぼ全てのPVが検索流入であったことがWealthNaviの注目度の高さを感じさせます。

 

 

 

2018年5月の運営まとめ

 5月はブログの記事執筆という面では大いに不満の残る月ではありましたが、それに反するように大きな反響を得ることができました。

 これまでの努力の積み重ねがようやく形になってきている、という状況です。これもみなさんのおかげです。本当にありがとうございます。

 

 

 

 今月も引き続き当ブログをよろしくお願いいたします。

 

「のほほん帝国」はじめての方へのおすすめ記事

 当ブログ「のほほん帝国」をご覧いただき、どうもありがとうございます。

 

 

 このブログも早いもので、70を超える記事を掲載するまでに至りました。

 これもブログを読んでくださるみなさまのおかげだと感謝しております。

 

 さて、当ブログのような雑記ブログの場合、記事数が増えてくると

 

「何を読んでいいかわからない」

 

 という迷いを生んでしまいます。

 

 ここでは、当ブログの方向性がわかるおすすめ記事を紹介したいと思います。

 

 いわば「ベストアルバム」です。今の時代は一曲でもヒット曲があればベストアルバムをリリースしてしまう時代です。当ブログではヒット曲ゼロでベストアルバムをリリースしようというのです。まぁ細かいことは気にせずお楽しみください。

 

目次

 

 

働き方

 僕はうつ病で休職中です。うつ病発症をきっかけに働き方について、改めて考えるようになりました。いわゆる働き方へのオピニオン記事です。

 

プレミアムフライデーから感じた働き方に対する問題提起

www.yossy-blog.net

 これはプレミアムフライデーについての記事です。プレミアムフライデーを導入している会社は少数ではないでしょうか?

 僕が問題視しているのは、プレミアムフライデーを導入しない会社ではなくて、労働者がプレミアムフライデー導入について自分の会社に声をあげたのか?ということです。

 ひいては、これが日本で問題になっている長時間労働と根本が同じだと感じたからです。この記事を読んで、何らかの行動を起こしてもらえればうれしいです。

  

男女雇用に対する問題提起

www.yossy-blog.net

 これは現代でも根強く残る男女雇用の問題についての記事です。実際に実力で男女を評価すると、女性の方が優秀で雇用バランスがいびつになってしまうそうです。

 しかし、今後は本格的な人口労働の減少時代がやってきます。その時に今のままのあり方でいいのか?という問題提起です。

 

 

アホエッセイ

 書いていて一番楽しいカテゴリです。これまでの僕の人生であったアホな出来事を書いています。先ほどの働き方とは違い、肩の力の抜けたゆるい記事です。

 

なぜヤンキーはキティちゃんのサンダルを履くのか?

www.yossy-blog.net

 あなたは、深夜のドン・キホーテでキティちゃんのサンダルを履いたヤンキーを見たことがあるでしょうか?

 これは一地方に限られた話ではなく、全国で見られる謎のムーブメントなのです。しかも、情報の発信源は科学の発達した現代でも謎のままです。

 僕らの生まれくるずっとずっと前にはもうアポロ11号は月に行ったっていうのに。

 

 その謎を似非科学で解きあかそうと試みた記事です。

 

 

「お祈りさせてください」の怪しい宗教に働き方改革を感じた

www.yossy-blog.net

 あなたは街を歩いていて「お祈りさせてください」と声をかけられたことはありませんか?怪しげな宗教の勧誘なんですが、若かりし日の僕と、宗教勧誘のおばちゃんとのやりとりを描いたハートフル・コメディです。

 全米が泣いたとか泣かなかったとか。

 

 

天才と凡人を分けるもの

www.yossy-blog.net

 僕なりに天才と凡人の違いを考察した記事です。

 僕の中学時代の冬休みの宿題で音楽鑑賞の課題が出されました。そこで、同級生が聴いたまさかの曲とは...。

 この出来事をきっかけに僕は天才の存在を思い知らされました。

 

 

投資

 当ブログの隠れた人気コンテンツです。

 僕は投資経験と、それに伴う失敗経験も豊富なので、そのあたりを赤裸々に記載しています。

 

持ち家は死ぬまでの賃貸契約と同じ、元持ち家派の僕から見た損得比較

www.yossy-blog.net

 これは相当反響いただいた記事です。

 持ち家か賃貸か?は結論が出ていないテーマです。かつてバリバリの持ち家派だった僕の視点から「結局持ち家も死ぬまでの賃貸契約と同じじゃないか」という考えにたどり着きました。

 そのあたりの経緯を記載した記事です。持ち家派のあなたも賃貸派のあなたも意見の一つとして参考にしてみてください。

 

  

 

投資初心者向けのメリット、デメリットの解説

www.yossy-blog.net

 世の中には数多くの投資商品、金融商品があります。しかし、いざ何をどうすればいいのかわからない...。そんな迷える投資家志望のあなたに、僕の経験のある投資のメリットおよびデメリットを解説しています。

 

 

仮想通貨(暗号通貨)について

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 仮想通貨での儲け方を解説したブログは世の中に腐るほどありますが、そもそも仮想通貨とは何か?本来は金儲けの道具ではないのですが、現在は投機対象のおもちゃになっているのが現実です。

 この記事では仮想通貨の存在意義を解説しています。仮想通貨に投資する前に、一度立ち止まって考えてみてください。

 

 

うつ病

 僕は現在、うつ病で休職中です。僕がうつ病に至った経緯などを記載しています。

 同じような症状で苦しむ方へ、少しでも助けになればと思います。

 

うつ病になりました、原因と症状は?

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 僕がうつ病になった経緯を記載しています。

 ちょっと思い出すとつらいですね。

 

 

旅行記

 僕は海外旅行が好きです。異文化に触れることができるからです。ぼくの旅行スタイルは今ではすっかりバックパッカースタイルです。

 旅行代理店のパックツアーとは一味違った、そんな過去の体験記も記事として記載しています。

 

木組みの家の田舎町ハン・ミュンデン(ドイツ)

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 ドイツの田舎町、ハン・ミュンデンを紹介しています。なかなか観光ガイドにも出てこない田舎町ですが、木組みの家がとても印象的なメルヘンの街です。

 こんな田舎町に立ち寄れるのも個人旅行、バックパックスタイルの魅力です。

 

 

雑記

  文字通りの雑記です。

 

コミュ障の原因と治し方を考察してみた

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 コミュ障の原因と治し方を考察した記事です。コミュニケーションとは何なのか?そういう視点から深掘りしていった記事です。

 

 

 

 以上、おすすめ記事の紹介でした!

Kindleの最大のメリットはページめくりにある

最終更新日)2020年3月8日

あなたは電子書籍派か紙の本派か?

 今は電子書籍がだいぶ普及してきています。

 

 そこで、議論になるのが、以下の点です。

  1. 電子書籍vs紙の本
  2. 電子書籍を読むには専用端末(Kindle)vsタブレット(orスマホ)

 

 

 僕は読書が好きで結構な数の本を読むのですが、今は電子書籍版があれば必ずそちらを選択します。

 

 では僕の感じる電子書籍のメリットを紹介していきます。

 

 

1. なぜ紙の本ではなくて電子書籍を選ぶのか?

(1) 紙のページをめくるのは実はめんどくさい

 これは実際にKindleを手にするまで気がつかなかったことです。

 

 Kindleで一番最初に感動したのは、ページをめくることが簡単なことでした。

 

 紙の本しか知らなかった時代はページをめくることがめんどくさいと感じたことはありませんでした。しかし、手で紙のページをめくるのはかなりめんどくさいことだったのです。

 

 平均的な書籍は一冊200ページ前後ですが、その本の最初から最後まで1ページずつ手でめくるのは結構な労力だったのです。試しに、本の内容を読まずに1ページずつめくってみてください。おそらく、最初の数ページで発狂しそうになります。

 

 これを200回繰り返すとなると実は結構なストレスになることが想像できると思います。

 

 これに対してKindleはタップ一つで次のページに移動することができるのです。紙のページをめくるのに比べてタップはストレスが少ないです。

 

(2) 片手で読むことができる

 本を読み進めるためのページをめくる動作がなく、タップだけで可能ということは片手で読むことが可能です。これは紙の本ではできないことです。

 

 片手だけで本を読めるというのは実はすごく楽なことです。

  

(3) 本の置き場所がいらないから持ち運びが便利

 これは電子書籍で最も語られるメリットなので、ここで多くを語る必要はないかもしれません。

 

 メリットを付け加えて言及するなら、本の置き場所がいらないということは、同時に持ち運びも便利なのです。

 

 例えば、僕は海外旅行によく行きますが、その際には電子書籍で読みたい本を10冊は買ってから行きます。これも紙の本ではできないことです。

 

 海外の公園で何となく読書なんてのもいいものです。

 

 

 

2. 電子書籍を読むには専用端末(Kindle)かvsタブレット(orスマホ)アプリか?

 さて、上記で電子書籍と紙の本の比較から、僕の感じる電子書籍のメリットについて言及してきました。

 ここで疑問になるのが

 

「わざわざ専用の電子書籍リーダーであるKindleを買わなくても、今の時代はタブレットやスマホの電子書籍アプリで十分ではないのか?」

 

ということだと思います。

 

 結論から言うと「これは読みたい本の種類による」と言わざるを得ません。では、いくつかの比較ポイントをあげて考えてみます。

 

(1) 旅行先に持っていきたい

 これはKindleに軍配が上がります。

 

 それはバッテリーの持ち、という点です。実際、僕が2週間ほどドイツを旅行した際にはKindleを一度も充電せずに過ごすことができました。

 

 

 これがスマホやタブレットであれば何度か充電しなければバッテリーが持たないでしょう。ただし、どうせスマホやタブレットを充電器やモバイルバッテリーとともに持っていく、ということであればこれはトータルの荷物の量を減らせるので、スマホやタブレットで十分、という選択もアリです。

 

 ちなみに僕は「読書によるバッテリー消費により、いざという時にスマホの充電がなくなるかも」という余計なストレスを抱えたくなかったのでKindleを選択しました。海外の街でスマホが充電切れとなれば、余計に不安になりますからね。

 

(2) マンガを読みたい

 これはスマホやタブレットに軍配が上がります。

 

 というのも、マンガの電子書籍は画像中心となるため、ファイルの容量が大きいからです。

 

 Kindleの標準的なストレージ容量は4GBなので、スマホやタブレットと比較して容量が小さいです。マンガ中心だとあっという間に容量がいっぱいになってしまいます。(今は大容量のものもありますが)

 

 また、マンガは見開きの2ページで一コマという場合もあります。この場合は、Kindleやスマホだと一画面に表示すると小さすぎて、かなり見づらいです。

 

 なので、僕はマンガはタブレット(10インチがおすすめ)、それ以外はKindleという使い分けをしています。

 

 

 

結論:めんどくさがりの人ほど電子書籍

 その人にあった媒体(電子書籍or紙)を選ぶのが一番です。

 

 しかし、Kindleでの読書は、片手で完結する便利さがあるので、一度慣れてしまうと紙の本は読むことに戻れなくなります。

 

 結論として、めんどくさがりの人ほど電子書籍を選ぶべきです。Kindleの最大のメリットはページのめくりやすさですから。

 

 そして、マンガ派であれば、タブレット(10インチ推奨)でKindleアプリを使用するとより便利です。

 

 最後にKindleもいろいろ種類があるので、紹介します。

 

 解像度に難ありですが、文字だけ読むならコレで十分です。容量は4GBです。

 

 僕が使っているのはコレ。容量は4GBです。

 

 マンガモデル。容量は32GBです。ただ、マンガ目的ならこれより中華タブレットを買った方がいいかもしれません。

 

 評判はいいですが、paperwhiteで十分な気がします。容量は4GBです。

 

 容量は8GBまたは32GBです。防水性能があるそうですが、日本人のライフスタイルに合うかどうかは疑問です。入浴中に読みたい人向けかもしれませんね。

 

 それでは良い読書ライフを!

はてなブログの自動広告の非表示問題に見るインフラエンジニアの悲哀

最終更新日)2018年5月31日

はてなブログにGoogle Adsenseの自動広告が表示されない問題

 はてなブログにGoogle Adsenseの自動広告が表示されない問題がありました。

 

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 この記事は結構な反響があり、今も検索流入がとても多いのです。

 Google Adsenseの自動広告というお金が絡む問題なので、目が$マークになっているタイプのはてなブロガーさんが目の色を変えて検索しまくっている結果でしょう。人間の業の深さを感じます。

 

 さて、この記事だけが多く読まれることで、当ブログの直帰率はもう焼けの原です。

 

 この問題は今も解決していませんので、上記記事には根本的な解決策はまだ提示されていません。調査中の案件だから当然です。

 

 ここから当ブログの別記事にうまく誘導できれば良いのでしょうが、彼らの目的は広告収益によるお金なので、自らの利益にならないことには全く目もくれません。せめて、Amazonや楽天で何かお買い物でもしていってくれればうれしいです。

 

 さて、現在の状況はと言うと、はてなブログ運営側にこちらからの質問を投げかけている状態です。僕もインフラエンジニアとして活動していた期間が長かったので、はてな側のエンジニアも確認しやすいようにポイントをまとめて質問しているのですが、依然、有効な回答が得られていません。

 

 

はてなのインフラエンジニアの質は?

 僕が今、はてな側に投げかけている質問は、Google Adsenseのクローラエラーで

 

「ホスティングの問題: サーバーの過負荷」

 

 というエラーが出ていたので、はてな側のサーバでそういったサーバ過負荷の事象が(1)あったか?(2)なかったか?の単純2択での質問なのですが、1週間近く回答がありません。

 

 元インフラエンジニアから言わせてもらえれば、これはすぐに回答の出る内容です。

 

 というのも、通常、サーバを運用するために監視ツール(有名なものではSystemwalker(富士通)やJP1(日立) )などを導入しており、サーバが過負荷状態になれば監視ツールがそれを検知し、アラートが即座に上がるようにしています。

 このアラートを受けて、問題切り分けを行い、アプリケーションの問題か、インフラの問題かを判断し、それぞれのエンジニアが対応するはずです。

 

 はてなのサーバ構成や運用監視体制がどのようなものかわかりません。しかし、今回僕が投げかけた質問はそのようなアラートログがあるかないかを見るだけで解決する問題のはずです。その回答が得られないと僕はいつまでも問題の切り分けができず、先に進むことができません。

 

 もし、はてなサーバの問題でないとすると、僕のブログのコンテンツが重すぎて、リクエストタイムアウトを個別に起こしている可能性があるからです。しかし、同事象が他の人でも発生している状況を鑑みると、今回はサーバ(ハードウェア)の問題では?というのが僕の見立てです。

 

 

 

もしかしてインフラエンジニアが足りない?

 この対応について、文句をつけるのは簡単ですが、それでは何の解決にもならないのでいろいろ考えてみます。

 

仮説1 インフラエンジニアの人員不足

 僕はこれが濃厚なのではないかと思います。ただでさえ、はてなブログはSSL対応などが遅れています。ブログサービスが停止していない以上、個人顧客のサーバ過負荷うんぬんの問題は優先度を下げられている可能性があります。

 

 だとすればそもそも突発障害に対する人員配置不足ではないでしょうか。

 

 ちなみに僕ははてなProで契約しており、1,080(円/月)を支払っています。

 

 はてながインフラエンジニアを外注していると仮定した場合、首都圏のエンジニアはどんなに技術力のない、単価の安いエンジニアでも80(万円/月)は必要です。

 

 その場合、1日あたりの単価は1月を20営業日と計算すると

 80 ÷ 20 = 4(万円/日)

 

 さらに、1時間あたりの単価は1日の労働時間を8時間とすると

 40,000 ÷ 8 = 5,000(円/時間)

 

 となります。つまり、僕が毎月払っている利用料を原資に障害対応しようとすると、10分ちょっとで解決しないと割に合わなくなります。

 

 まぁ僕の払っている利用料がすべて障害対応や問い合わせ対応の費用として使われているわけではないので、かなり乱暴な計算ですが。

 

 これを考えると、はてなProの利用料は安すぎるのでは?という疑問が湧いてきます。僕もエンジニアの端くれ、「金払ってるんだからあれもこれもやれ!」というような僕の顧客のような輩みたいなことは言いません。

 きちんと問い合わせに対応できるだけの体制を整えてください。そのためには利用料の値上げが必要であれば文句を言わずに支払います。

 

 かといって値上げすると競合サービス(レンタルサーバ+Wordpressなど)に勝てないのでギリギリの値段設定なのかと。でもそれでサービスの質が低下するのであれば本末転倒です。

 

 

仮説2 はてな側ですでに問題を認識しているが、費用対効果に見合わない可能性

 これはあまり考えたくありませんが、仮に問題の根本がはてな側のサーバのスペック不足だとします。(ユーザ数増加やトラフィック増加などの原因かな)

 そして、はてな側もサーバの過負荷の問題を認識しているケースです。

 その場合は、アプリケーション側でパフォーマンスチューニングをするか、ハードのスペック自体を上げるか等の選択になるのですが、いずれの場合もお金がかかります。

 

 実際は、ハードのスペックを上げるのは、現在のサーバの考え方からするとすぐにできるはずです。(現在のサーバはあらかじめCPUやメモリを余分に搭載していて、必要な時に有効化することで突発負荷に対応できるようになっている場合がほとんど)しかし、スペック増強に伴い、はてな側からサーバメーカへ支払う月額利用料が増加してしまいます。つまり、はてな側の収益を圧迫してしまうということです。

 

「ブログサービスの停止というクリティカルな問題が発生していない以上、サーバのスペック増強はしない」

 

 というのもビジネス上、一つの選択です。しかし、この仮説が事実だった場合、顧客の信頼を損ねてしまいます。ただ、そこまで気にする顧客は少ないため、一部顧客を切り捨て「嫌ならレンタルサーバとWordpressでどうぞ」という割り切っているのかもしれません。

 

 

 

結論:そんな難しい質問ではないのではてなさんお願いします

 繰り返しになりますが、僕の求めている回答は「サーバに過負荷があったのか?なかったのか?」の一点だけです。

 

 正直、このレベルの調査ならインフラエンジニア一年生でも十分に対応できます。お忙しいとは思いますが、はてなさん、よろしくお願いします。

 

 ダメならサーバログを開示してもらえれば、僕が調べますよ?まぁ機密情報のサーバログを開示するわけないでしょうけどね。

 

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 それにしてもインフラエンジニアって、100点取らないと許されないという報われない職種なんですよ。僕もインフラエンジニアやってた時は夜中の2時、3時に電話で起こされて呼び出し食らうこともありました。

 もうちょっと業界を上げてエンジニアの待遇を良くしてもらいたいところです。

 

 

<--2018年5月30日追記--> 

 以前、自動広告は非表示のままです。しかし、ようやくはてな運営側から問い合わせに対する回答がありましたので転載いたします。

 これで切り分けは多少前に進みます。

詳細情報をお知らせいただきましてありがとうございました。
はてなブログのサーバに対する過負荷は検知できておりませんが、
引き続き調査を行っておりますので、今しばらくお待ちいただけますでしょうか。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

ブログタイトルを変更しました

ブログタイトルを変更します

 いろいろと思うところがあって、ブログタイトルを変更しました。

 

1. タイトルと内容のミスマッチ

 当初はうつ病の整理のリハビリのために開始した当ブログ。

 タイトルも「うつ病」に含まれていることから、うつ病闘病記を中心に記載するつもりでした。いざ、70記事を達成して内容を見返してみると「うつ病」の記事が少ないのです。

 それもそのはず、うつ病はそんなすぐに状況に変化があるものではないからです。これをメインコンテンツに据えると、更新ペースは亀の歩みとなってしまいます。なので、当ブログは雑記ブログの形式をとって、いろいろな内容の記事を書いています。

 しかも、当ブログで一番検索流入が多いのは「投資」に関する記事です。

 

 こうなってくると、タイトルと内容にミスマッチが生じてしまいます。タイトルが「うつ病」が含まれることにより、「あぁ、うつ病闘病記なのね」と閲覧の機会損失の可能性が発生します。

 

 これは是非とも避けたいところです。

 

 

2. タイトルに思い入れがない

 本来、ブログのタイトルは慎重に決めるべきですが、どうせ大した読まれないだろう、と思って安易に決めてしまいました。もともと雑記ブログから始めて、徐々に方向性を絞っていこうと思っていたからです。

 

 しかも旧タイトル「まだうつ病で消耗してるの!」は某有名ブログのパロディです。加えて言うと、僕はその元ネタのブロガーの方の信者ではありません。いつまでも他人の褌で相撲を取るわけにはいかないと常々考えていました。

 

 リスペクトのないパロディはもはやただの揶揄、皮肉です。これは失礼にあたります。

 

 この点からも早急なタイトル変更が必要でした。

 

 

3. タイトルに「うつ病」が含まれることによる説得力の低下

 これは一番恐れていたことでした。

 

 雑記の中でオピニオン系の記事も書いているのですが、その中で「そう感じるのはうつ病だからではないでしょうか?」というコメントをいただきました。

 

 ちなみに僕の会社は社会リテラシーが低いので、うつ病から復職した人を「まだうつ病治ってないんじゃないの?」と陰口を叩くことが常態化しています。

 

 まさか、それをブログで言及されるとは思いませんでしたが、これはタイトルと内容のミスマッチを放置した僕の責任です。コメントいただいた方からは、悪意のない、文字通りの老婆心からであったとして受け取りたいと思います。

 

 記事の説得力を増すためにも、タイトルからうつ病の要素を排除することは急務です。

 

 

ではどんなブログタイトルに?

 新しいブログタイトルには極力、色をつけたくありません。

 それによって、前述のように色メガネで見られることを避けるためです。

 

 新しいブログタイトルは「のほほん帝国」にしました。

 

 できるだけ柔らかく、かつ意味のないタイトルにすることが意図です。

 

 

ということでブログタイトルを変更しました

 ということで新タイトル「のほほん帝国」のもと、気分を一心してブログを継続していきます。

 今後ともよろしくお願いいたします。

 

Googleは広告業なのでWEBはつまらないテレビと同じ

「テレビはつまらない」のはなぜか? WEBは違うのか?

「テレビはつまらない」

 

 そう思ったことはありませんか?

 

「確かに昔のテレビ番組はもっとくだらないことをやっていて面白かったけど、最近のテレビはどれも同じような内容ばかりでつまらないなー。」 

 

 どうしてもWEBを見る時間が長くなると、そう思ってしまいがちです。

 

 ではなぜ既存メディアのテレビがつまらないと思ってしまうのでしょうか?おそらくは以下のような理由ではないでしょうか。

  • 番組制作において、広告主(CMスポンサー)の顔色をうかがっているから、おもしろい番組が作れない
  • コンプライアンスにガチガチに縛られているから、おもしろい番組が作れない

 

 いずれにせよ、昔よりテレビ番組の視聴率は軒並み下がり、おもしろいと感じる番組も少なく感じます。

 

 だとすれば、WEBの世界はそうではない、テレビとは違う、と言い切れるでしょうか? 

 

 

WEBのコンテンツの多くはなぜ無料なのか?

 WEBのコンテンツの多くはなぜ無料なのか?それを考えたことがありますか?

 

 僕も下に紹介するツイートを見てハッ!としてグッ!としました。

 

 

 そう、WEBにもテレビと同様に広告主がいるから無料なのです。


 あなたは何らかのWEBサイトを開いて、一度でも広告を目にしなかった日がありますか?
 おそらくないはずです。大半のWEBサイトには、何らかの広告が貼られています。

 

 この広告によって、ウェブの多くのコンテンツは無料で見ることができます。

 

 勘のいい人であれば、ここで気づくでしょう。

 

 これはテレビと何ら変わりがないことに。

 

 

 

WEBのコンテンツの多くはなぜ無料なのか?

 不思議なことに、人はなぜか「テレビは嘘、WEBにこそ真実がある」そんな価値観に縛られがちです。

 広告主に手足を縛られている点では、テレビとWEBは同じなのにも関わらず。


 この勘違いは、あなたがGoogleを1つのIT企業として捉えているから起こってしまいます。Googleを世界で一番大きな広告代理店だと思えば、何か気がつくところがあるのではないでしょうか?

※かなり端折ってますけど、概ねこんな感じかと

 

 

一つのブログを例に考える

 目の前に一つのブログがあります。

 

 そのブログサービスの利用料が無料であれば、ブログサービス提供側で広告を貼り付けます。
 ブログ執筆者がブログサービスの有料会員であれば、ブログサービス提供側ではなく、ブログ執筆者が自らの収益のためにGoogleの広告(Google Adsense)やアフィリエイトリンクを貼り付けているかもしれません。

 

 その時点で、そのブログはGoogleやアフィリエイトの広告主に手足を縛られています。彼らの意に反する事はブログ執筆者は書けません。これではCMスポンサーに手足を縛られたテレビと違いはありません。


 つまり、広告付きのブログ執筆者は誰かしらを広告主としているコンテンツ作成者なのです。

 

 

ではWEBのコンテンツを面白くするにはどうすればいいか?

 理想はブログには広告を一切貼らずに、何の制約も受けずに好きなことが書けることです。

  

それでも収益が欲しい場合は?

 もし、収益がブログ執筆の目的だとすると、広告クリックではなく、最終的には自らのビジネスに誘導するべきです。そして、ブログ自体ではなく、自らのビジネス(実業)で収益を上げるべきです。

 

 その方が世の中のためにもなります。

 

 しかし、自らのビジネスが以下のようなものであれば、もうWEBをつまらなくしていること(オワコン化)に加担しているだけです。

  • Googleアドセンスの広告やアフィリエイトリンクをクリックしてもらうことによって成り立つビジネス
  • 「ネットで楽して稼ぐ方法」という情報商材を売るビジネス

 

 

 

SEO対策も自ずと変わってくる 

 Googleが広告代理店だと考えると、SEO対策も変わってきます。検索順位のアルゴリズムは日々アップデートされているようです。Googleはその目的として「ユーザ体験の向上」などと言っています。

 広告代理店の収益構造を考えれば、それがどの方向に向かうかわかるはずです。Googleは慈善事業団体ではなく営利企業ですからね。巷に溢れるSEO対策がどれほどコンテンツをつまらない方向に誘導しているかわかるはずです。

 

 

結論にならない結論 

 つまらないコンテンツを量産することによって、テレビと同様にWEB全体(正確にはGoogle検索かな)が見放されていく、そんなことを考えなければいけません。


 そんなこといいながら、このブログには広告がペタペタ貼られています。
 はい、これで説得力ゼロです...。

 

 これでは僕はブロガー界のセックス・ピストルズになれません。

 

 ↓元ネタはこのパワーワードです↓

 

 これ、本気で言ってるんですかね?僕はラモーンズの方が好きなんですけど、説得力がないのでそれもダメですか?

 

 そうですか。 

 

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LINEをやらない理由、そのメリットとデメリット

最終更新日)2020年3月7日

僕はLINEをやっていない

「LINEをやっていないんです。」

 

というと大抵驚かれます。

 

 LINEといえば、日本のメッセンジャーアプリのデファクトスタンダードで、日本国内の利用者数は2020年3月の段階で8,100万人にものぼるそうです。

 

 スマホを持っていてLINEをインストールしていないのはごく少数派のようです。

 

 だいたい、僕がLINEをやらない理由を聞かれた時は

 

「僕、そういうのよくわからないんです。」

 

 と情報弱者のアナログ人間を気取ってお茶を濁します。 

 

 なぜなら、わざわざ理由を説明しても

 

「いやいや、便利だからやりなよー。」

 

 と言われるのは目に見えているからです。

 

 

 フランス人の友人からも

 

「君は日本人なのにLINEをやっていないなんて珍しいね。」

 

 なんて言われる始末です。海外の人がWhatsAppをやっているイメージがあるのと同様に、日本人に対してはそういうイメージなんですね。

 

 ここでは僕がLINEをやらない理由とそれによるメリットとデメリットを記載します。

 あくまで僕個人の意見なので、LINEやらない派の意見の一つとして参考になれば幸いです。

  

 

LINEをやらない理由は余計な連絡が増えてしまうこと

 LINEをやらない僕は連絡手段として、Gmailを利用しています。

 

 Gmailのスマホアプリではリアルタイムの着信通知もくるので、意外と不便はしていません。しかし、これでも通常のeメールと同じなので、LINEなどのチャットアプリに比べてしまうと使い勝手は悪いです。

  

 僕がLINEをやらない理由はごく単純です。

 

 それはeメールに比べてコミュニケーションのコストが下がりすぎることです。

 つまり、LINEは便利なので、簡単に連絡を取ってしまうということです。

 

 これの何が問題なのかというと、eメールに比べて簡単にやり取りできるので、本来必要なかった余計な連絡が増えてしまうことです。

 それに伴い、必要なかった余計な時間を取られてしまいます。

 

 もちろん、グループLINEなんかが便利なのはわかりますし、そのような気軽なやり取りが人間関係の潤滑油になるのは理解できるんですけどね。

 

 

 

LINEをやらないことによるデメリット

 では僕がLINEをやらないことによって、どのようなデメリットが発生しているかを紹介します。

 

1. 連絡がこないことによる機会損失と変わり者のレッテル

 これが一番のデメリットでしょう。

 

  LINEが使えないことによる機会損失。独身の方の場合はこれによる男女の出会いの機会損失になるかもしれませんから、これは無視できない問題かもしれませんね。

 

 僕の場合はせいぜい飲み会のお誘いが減るくらいです。僕は家族との時間を重要視していますから、僕の場合は大きなデメリットにはなりません。  

 しかし、一番の問題はそこではありません。

 冒頭でも触れましたが、LINEはメッセンジャーアプリのデファクトスタンダードです。現在、ほとんどの人スマホを持っていることを考えれば

 

「スマホを持っている = LINEを使っている」

 

という前提で話が進みます。にも関わらず、そこでLINEが使えないとなると、連絡が取れない、というだけではなくて

 

「なんかこいつはみんなが使ってるLINEを使わない変わり者だ」

 

というレッテルを貼られることが多いです。これは大きなデメリットです。結果、連絡手段がなかなか取れないから連絡しないのではなく、変わり者という理由で敬遠されて連絡されなくなる可能性はあらかじめ覚悟しておく必要があります。

 

 

 

2. そもそもコミュニティに入れない可能性

 スマホネイティブ世代には深刻な問題です。そもそもコミュニティの維持にLINEが必須になっている世代には死活問題だと思います。

 

 また、LINEはデファクトスタンダードなので、「今の時代の住所がない」という感覚に近いのかもしれません。単に連絡手段という感覚だけでなく、ある種の身分証明に近いものがあるのかもしれません。

 

 アプリ一つ入っていないだけで入れないコミュニティなんて何の価値があるのか?とは思いますが、ある種の身分証明に近いものがあると考えれば、まぁそういう時代なんでしょう。

 ちなみに僕は登山が趣味です。

 

 とある登山サークルに入ろうとした際、LINEアカウントの登録が必須になっていました。そのため、僕は結局その登山サークルへの加入をあきらめました。

 僕のような世代の場合でも新たなコミュニティに入れない可能性はあるということです。

 

 

3. レイシスト扱いされる可能性

 LINEをやっていないと意外と言われるのが

 

「韓国だから?」

 

ということ。これはLINE自体が韓国資本が入っていることからきているものと思われます。だから、僕が「韓国が嫌いだからLINEをやっていないのでは?」と思われてしまいます。僕は海外旅行が好きなので、割と差別には敏感な方で、渡航先でアジア人差別的なこともされたことがあります。ですので、僕自身は特定の国や地域に対する差別感情などは一切ありません。

 しかし、LINEをやっていないだけで、こういったいわれのない疑いを向けられてしまうこともあります。ややこしいですねぇ...。

 

 

 

LINEをやらないことによるメリット

 では僕がLINEをやらないことでどのようなメリットが発生しているのかを紹介します。

 

1. 本当に必要な連絡しか来なくなる

 誰かが僕に連絡するときは、LINEをやっている人に連絡するよりもはるかに面倒です。

 

 結果、僕には些細な連絡は来なくなり、本当に重要な連絡しか来なくなります。これによって、意識せず情報のスクリーニング(ふるいわけ)ができるようになりました。

 

2. 連絡の回数が減る分疲れない

 人との連絡というのは思った以上に疲れます。

 

 一度の連絡での疲れというのは些細なものですが、それを一日積み重ねると結構な時間になるので、馬鹿にできない疲労です。

 

 みなさんも疲れている時にLINEが来ても、メッセージを読むことすらめんどくさい時があるのではないですか?

 

 その分の体力を他の行動に振り向けられるというメリットがあります。

 

 

結論:LINEはやらないが...

 上記のメリット、デメリットを天秤にかけた結果、僕はスマホに無駄な時間を奪われるのが嫌なのでLINEをやらないという選択をしました。

 

 しかし、単なる連絡手段を超えて、LINEがインストールされていないことにより、集団の中での共存自体が難しくなっているなぁというのが感想です。

 

 

 

 

魔法少女になり隊(ましょ隊)は本格的なライブバンドである

魔法少女になり隊(ましょ隊)はライブバンドである

「魔法少女になり隊」

 

「は?何?三十路のおっさんが魔法少女になりたい?アタマ沸いてんの?」

 

 いえ、僕が魔法少女になりたいわけではありません。僕がうつ病だからといって、マジでそう思っていたら、心療内科でお薬の量を増やしてもらわなければなりません

 

「魔法少女になり隊」というバンドの話です。

 

 そのサークルバンドのような名前からしてイロモノだろうなー、と思っていたら実はすごくいいライブバンドだったのです。

 

 この記事では「魔法少女になり隊」(略称:ましょ隊)を紹介します。

 

 

魔法少女になり隊(ましょ隊)について

 まずはご存じない方のために、「魔法少女になり隊」のオフィシャルサイトとプロフィールを参考リンクとしてまとめておきます。

 

魔法少女になり隊のオフィシャルサイト

mahousyoujoninaritai.com

 

魔法少女になり隊のオフィシャルYoutube Channel

www.youtube.com

 

プロフィール

ラウドでポップでファンタジーなRPG系バンド<魔法少女になり隊>。
2014年1月、火寺バジルがしゃべれなくなる呪いをかけられたため、魔法少女になり隊の冒険が始まる。火寺バジル、gari、ウイ・ビトン、明治の4人は、歌という魔法を使ってバンドの形式を用いてライブ活動を行っている。
2016年9月、ソニー・ミュージックレコーズが仲間になった!(メジャーデビュー)呪いをとくためにはみんなの力が必要らしい!?(「魔法少女になり隊 序章」参照)
魔法少女になり隊の冒険は続く…

 (オフィシャルサイトより引用)

 

 

僕は魔法少女になり隊(ましょ隊)にハマった

 初めて「魔法少女になり隊」を知ったのは2018年のアラバキロックフェスティバルでした。

 

 いい加減、三十路になると、ロックフェスで知らないバンドを開拓しようという気持ちは薄れてきます。

 

 それよりも遠くに聴こえるバンドのライブの音を肴に、テントで酒を飲んでいる方が楽しくなってきます。

 

 そんな僕が、アラバキのスキマ時間に何となくライブを見ただけの「魔法少女になり隊」にハマってしまいました。

 

なぜハマったか?

 ハマった理由は単純。それはライブが圧倒的に良かったからです。

 

 一曲も知らない状態で最初は冷やかし半分で見た僕ですが、楽曲が良く、かつ観客の煽り方も抜群に良かったのです。

 

 気づけば、うつ病の体で無理してノリノリの観客の中に僕も飛び込んでいきます。そして「魔法少女になり隊」にすっかり魅了されました。

 

 いや、これ事実なんですけど、活字にするとすごく気持ち悪いですね。

 

 医者からは「君は病人だ。ライブではしゃぐのはイースタンユースだけにしておけ。」と言われていたとかいないとか。その忠告を無視してすっかり楽しんでしまいました。 

 

 こんなライブ風景です。(アラバキ当日は野外でしたけどね)

 

www.youtube.com

 

 今も、「魔法少女になり隊」をBGMにこのブログを書いています。

 

 そんな僕、気持ち悪いですか?

 

 

 

ロック好きの目線から見た「魔法少女になり隊」

 さて、アラバキが終わり、ロックフェスの魔法から解けて(うまいこと言ったつもりがマジで気持ち悪いな、この表現)、冷静に「魔法少女になり隊」のどこがいいのかを、ロック好きの目線から分析してみました。

 

 

1. 音楽性

 DTMとバンドサウンドが融合しています。まぁ流行りといえば流行りなのですが。

 

 ポップなメロディを、メインボーカルである火寺バジルさんがエフェクトされたボーカルで歌います。素晴らしいのは、それだけで終わらずにgariさんのハードコアを彷彿とさせる男性ボーカルが要所で上手く絡んでいる点です。

 

 人によっては、このハードコアボーカルは不要と感じるかもしれません。しかし、このツインボーカルによって、単純なポップ・ロックとの差別化をはかり、表現の幅を広げています。これで取り込めた旧来のロック、パンクファンも少ないはずです。少なくとも僕はそうです。

  

2. ライブの良さ

 先ほどのライブ映像を見ていただければわかるのですが、とにかく男性ボーカルのgariさんが煽りまくります。というか好き勝手遊んでいます。なぜか脇毛ツルツルですし。

 

 こういうメンバーが好き勝手遊んでいるバンドって、いいライブをするんですよ。古くは「Hermann H.&The Pacemakers」のウルフ氏のように、本当にライブでの魅せ方が上手いです。

 

 「ヤバいTシャツ屋さん」にしてもそうですが、最近のいいバンドはライブ映えする「遊びの部分」を上手く使っています。魅せ方もよく研究しているなぁ、と感心します。

 

 これは狙ってやっているのか、天性のセンスなのかはわかりません。しかし、このバンドは本当にアタマがいいと思います。そういうバンドでないと生き残れないのかもしれないですけどね。

 

 逆に言うと「本格的なロックバンドの元気がない」ということでもあるのですが...。

 

 

結論:ライブに行け!

 北方謙三氏の名台詞「ソー◯へ行け!」のような結論になってしまいましたが、「魔法少女になり隊」は名前に反して本格的なライブバンドでした。

 

 こういうバンドは、ぜひライブで見るべきです。

 

 最後に公式のMVもう一本貼っておきますね。

 

www.youtube.com

 

 

 それではライブ会場でお会いしましょう!

 

 

紹介したいブロガーさんがいる

紹介したいブロガーさんがいる

 さて、突然ですが、僕にはぜひ紹介したいブロガーさんがいます。

 

 それが皿あらい(id:aphoptosis)さんです。

 

www.ruyuhav.com

 

 この記事では、皿さんを徹底的に紹介します。

 

 

 

なぜ皿さんを紹介したいか?

 はじめに、なぜ僕がこうも皿さんをプッシュするかをお伝えします。

  

【前提】僕は性悪説で行動している

 僕はうつ病で休職する前に「プロジェクトマネージャ」という職種で働いていました。一言で言えば、プロジェクトを管理して統括する仕事です。当然、僕の下では何人ものプロジェクトメンバーが働いていました。スケジュールを立てて、彼らを管理し、プロジェクトを成功に導くことが僕の仕事でした。

 

 新米プロジェクトマネージャの頃、先輩からありがたいお言葉をいただきました。

 

「性善説でプロジェクト管理している奴は三流だ。」

 

 なるほど、その通りです。多くのプロジェクトメンバーを「このくらいの仕事は出来るだろう」と何となく性善説で管理することが、リスク要因になってしまうのです。これはプロジェクトが大きくなればなるほど顕著です。

 

 そこから僕は性悪説で仕事をするようになりました。気づけば私生活まで。それは僕のブログの文章の端々からも伝わっているかもしれません。

 

 しかし、僕はうつ病でドロップアウトしてしまうので、いくら性悪説で行動しようが、プロジェクトマネージャとしては結局のところ三流止まりでした。

 

 

皿さんは圧倒的に性善説で活動している

 そんな中、うつ病休職中にリハビリのためにブログを始めた最初の頃、皿さんと出会いました。

 

 彼のブログの内容は圧倒的に性善説なのです。僕のこれまでの性悪説での行動とは真逆の方だったのです。

 

 うつ病で休職中の僕は、社会への憎悪の塊でした(今もその気は強いですが)。そんな僕には当初、皿さんのブログが眩しすぎたのです。

 

「おぉ、僕の苦手なfacebookみたいにキラキラしたブロガーさんだ。」

 

 それが僕の正直な第一印象でした。

 

 

アクティブな皿さんを応援したくなってくる

 しかし、ブログを読めば読むほど、皿さんのアクティブさに引き込まれていきます。

 

 このアクティブさは一つの才能です。

 

 うつ病の方にこそ、皿さんのブログをオススメしたいです。引きこもりがちなうつ病の方は最初は皿さんのブログの放つ眩しさにブラウザを閉じたくなるかもしれません。しかし、読み続けてください。最終的には皿さんを応援してしまいます。

 

 これは不思議です。

 

 

皿さんは歩く自己啓発書説

 この不思議な感覚は何かに似ています。

 

 そう、自己啓発書を読んだ後の感覚に近いのです。しかし、決定的に違うところがあります。

 

 自己啓発書は、読んだ後気分が良くなって、そこで終わりです。何の行動にもつならがらない場合がほとんどです。だから僕は自己啓発書が大嫌いです。

 

 しかし、皿さんの場合は自身の体験したアクティブな行動をブログに記録しています。自ら率先して実践済みの内容を記録しているのです。これこそまさにブログ(ウェブログ)です。

 そして読者は前へ前へ引っ張られていきます。

 

 

 

唯一の心配、皿さんは純粋すぎる

 皿さんについて、老婆心ながら、唯一の心配があります。

 

 それは皿さんが純粋すぎることです。それが魅力の一つでもあるのですが。

 

 世の中には善意を平気で踏みにじる連中がたくさんいます。

 

 

 いつか、皿さんが何らかの詐欺などで善意を踏みにじられないことを祈るばかりです。こう心配してしまうのも、僕が性悪説の人間だからでしょうか?

 

 そんな心配は無用!というくらい最近の皿さんはアクティブさを増しています。今後も皿さんの活動から目が離せません。